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再生療法について。エムドゲインを使った再生療法

虫歯は歯が溶ける病気。歯周病は歯を支えてる骨が溶ける病気です。
歯が溶けても詰め物で修復可能ですが、骨の修復は再生療法を行わないと難しいです。
骨が溶けた際にエムドゲインを使った再生療法を行うことによって失った骨を再生することができます。
エムドゲインは、ブタ歯肧由来で歯の発生過程でヘルトビッヒの上皮悄から分泌されるエナメルマトリックスを歯根表面に適応させることで再生を促すものです。
今回、エムドゲインを使用したケースです。

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初期治療終了時の左下臼歯部の写真とxせん写真です。
x線写真では5番6番に根の半分に及ぶ骨吸収がみられます。
6番に関しては根分岐部にも骨吸収がみられます。

再生療法の成功のポイントは初期治療を徹底して行うことです。
虫歯や歯肉の炎症の除去、早期接触の除去、プラークコントロールをしっかり行わなければ成功しません。

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術中、術直後です。
徹底的にデブライトメントを行いエムドゲインを歯根に塗布し人工骨を骨欠損に入れていきます。
エムドゲインを塗布する際に歯根に血液がつく前にエムドゲインがつくことが大切です。初期治療がしっかり行えていれば出血が少なくエムドゲインが血液より先に歯根につけることができます。

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術後の写真と、術前のx線写真、術後のx線写真です。
術前術後のx線写真比較では歯根の半分までの骨吸収があったのが歯の歯頚部までの骨の再生がみられます。
全て100%の骨再生は難しいですが初期治療(虫歯の除去、歯肉の炎症除去、咬合の問題、プラークコントロールの徹底)をしっかり行うことで成功することができます。
 

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