ブリッジの隙間が気になる！見た目の問題、発音の問題がでてきます！
歯を抜歯した場合は、ブリッジ、インプラント、入れ歯の３種類で治療することが多いです。どの治療法で治すかは、よーく患者さんとの相談し、メリット、デメリット、治療期間、年齢、咬合、金額等をしっかり理解した上で、診査診断を行い決定しなければなりません。
今回はブリッジで修復したケースです。
歯を失うと、必ず歯を支えていた周囲の骨と歯肉が痩せていきます。
そのままブリッジやインプラントを行うと隙間ができ審美性を失ったり、息が抜け発音障害が出たりします。
既にブリッジが入っており、その再治療を行いました。
初診時は、クラウンのマージンが露出しカリエスも見えております。
ブラックトライアングルも出てきており審美障害も出て来てます。
また、頬側の歯肉のボリューは少なくなっており、再度ブリッジを入れた場合に同じような審美障害を引き起こします。
今回はctg（結合組織移植）を行い歯肉のボリュームを増大しました。
処置は３０分ほどで終わり、麻酔をするので全く痛みもなく術後の腫れもありません。
結合組織移植は自分の口蓋の結合組織を前歯のボリュームの減っている部位に移植する方法で全くのアレルギーがなく生体親和性が極めて良好です。
また、ブリッジをセットした後も移植した部位は長期的に維持され、歯肉の成長も見られます。
術後の仮歯の状態です。
仮歯を徐々に修正し、移植した部位を歯の形に整形します。
歯の形や歯周組織が整ったら型取りを行い最終補綴物をセットしていきます。
↓初診時のブリッジと術後のブリッジです。
もう少し歯肉の成長が起こる予定です。初診時に比べ歯の形態、色などは綺麗に揃い歯肉レベルも整っています。
c t gはブリッジやインプラントを行う上で大変重要な処置です。
